人生に至福の2時間をお届けします。恋に、自分に自信がない…そんなあなたにこそ観て頂きたい。
オススメ度 ☆☆☆☆☆ 5/5
・ストーリー
口がうまくてセクシーなヒッチは、もてない男性にデート必勝法を指南する恋愛コンサルタント。ある日魅力的なレポーターと出会うが、自分の恋はうまく操れない ※Netflix引用
・映画レビュー
この作品を是非ともオススメしたい人は
’’普段から恋愛映画には全く興味ない’’
’’自分に自信が持てない’’
そんな恋愛映画に向いていないような人にこそ勧めたい隠れた名作です。
この作品の物語の流れ、監督の伝えたかった思いとしては恐らくかっこいいセリフや、ラブロマンスを良しとしていません。
世の中には完璧な人なんていない、かっこ悪くてもかっこ付けなくても、相手の事を本気で思う。その姿は、とてもみじめでかっこ悪くて馬鹿みたいな、子供みたいな事も平気で出来てしまう。
見られ方なんてどうでもいい、理由なんてどうでもいい。
今まで他人からの見られ方ばかり気にしていた2人、理由ばかり気にしていた2人の最高にかっこ悪くて、最高にかっこいい。
そんな、「本当の大人のカッコ良さ」とは何かに気付かせてくれるのではないでしょうか。
- 細かい注目ポイント
会話だけではなく、実際の女性への細かい気配りや紳士的な心構えなどの演技も注目です。女性だけではなく相手への紳士な気遣いを教えてくれます。
この作品でウィル・スミス以外には主人公ヒッチ役は務まっていなかったのではと、とても思いますね。
そして、個人的には字幕ではなく吹替版を強くおすすめします。
ウィル・スミスの演技も然ることながら、声優の東地宏樹さんの声の演技のクオリティはさすがの一言。
もちろん、それぞれの声優さんの演技もとてもマッチしていて「本当に吹替が最初から脚本の一部だったのかな?」と思えるくらいの会話のチョイスです。日本語に脚本を1から手掛けた脚本家さんの手腕も相当なものだと思います。
俳優、音楽、ストーリー、吹替、声優、他カメラ、テンポ、風景。
どれを見ても完璧な良く出来た名作ですね。
≪心に残る名言≫
・1日1日を…運命の日だと思え。
・世の中には雑草が多すぎて本当の花が見えない…
・物事の上辺しか見ないで、何が真実だ!!
・君は、恋ってもんがわかってない…
・なにもない。僕は一切、なにもしてない。
そして少しだけネタバレになるので、あえて言いませんが映画最後のヒッチの最後の決め台詞…最高の締め方ですね。まさにハッピーエンド!
ヒマな時も、悲しい時でも、どんな時でもタイミングを選ばず笑顔にしてくれる。
ハッピーエンドまで完璧で、エンディングまで魅せてくれる、
観終わった後は、とても爽やかに晴れ晴れとした気分になれる。最高の名作をどうぞ!
以上「最後の恋のはじめ方」でした。