有名な役者達を活かしきれなかった気がする作品。【酷評】
「インサイド・マン」
オススメ度 ★★★★★ 0/5
・ストーリー
・映画レビュー
最初に言っておくと、観ていてとても退屈な作品でした。
最初の映画導入シーンはとても上手くて、超大作の予感がしたのですが…
映画俳優も吹替をしていた声優の方々も有名な人は出演してはいて演技や吹替のレベルも高かったのですが、映画開始30分ぐらいで観るのをやめようかと思ってしまいました。
なんというか…中味が全然なく映画で視聴者に何を伝えたかったのかわかりません。テレビでやってる30分、1時間程度の再現ドキュメンタリーの方が断然テンポがいいです。
詳しく調べていないのですが、映画のテンポ的に実際にあったノンフィクション映画なのでしょうか?それにしては意味の解らない発言、行動をする人物が多すぎます。
この映画簡単の失敗点を簡単に3つほど書いていこうと思います。
①主人公が誰なのかわからない。
最初は銀行強盗のリーダーが主人公なのかと思いましたが全然出てきませんし、どちらかと言えば出番の多い警察が主人公なのかと思っても共感させようとするシーンは一切なく被害者をおちょくってるとのジョークのシーンしかありません。
誰の目線で観たらいいのかハッキリしていないと物語は成立しません。
②敵役を作るならどれほどの脅威なのかを伝える
吐き気がするほどの極悪人にするのか、猟奇的なサイコパスにするのか、わけアリの強盗にするのか、せめてこっけいなピエロにでもしてくれると観やすかったのですが、地味に優しくて地味に怖くて地味に頭の良さそうな地味なキャラ……です。
残虐な敵役なら善良な市民をあざ笑いながら虐殺しましょう。その逆なら傷だらけになりながら…とか読者に好かれる悪役だったら良かった気がします。
③複雑すぎるストーリーなら「これは○○の物語だ」など、映画冒頭などで視聴者に何を楽しむ作品なのか伝える
つまりこの映画はマスクをした銀行強盗らが、銀行内にいた捕虜に紛れて姿をくらましたマスクを脱いだ犯人は誰なのか推理する。…で、いいのでしょうか?著者の理解力が足りないのかよくわかりませんでした…。
たぶん映画館で観ていたら寝落ちしてしまっている作品です。
なのでネタバレ含む見どころを伝えると最後の15分くらいで事前の伏線も何もないトリックで警察が一本取られます。はい、それだけです。
「インサイド・マン」レビューでした。